天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-10-03から1日間の記事一覧

鳰と狼(9/11)

詩としての真実 敗戦後の加藤楸邨の考え方から出発した森澄雄も金子兜太も「客観写生」の俳句に批判的であった。澄雄は、正岡子規の「写生論」により俳諧の良さであるユーモアが消えたことを指摘し、兜太は造型論を提唱して、虚子の「ほととぎす」派に対抗し…