天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-10-04から1日間の記事一覧

鳰と狼(10/11)

漂泊の魂 一般に詩人は漂泊の境涯にあこがれるものだが、現代社会においては、実生活を漂泊に過ごす俳人は稀である。澄雄は教師として、兜太は日銀の社員として、それぞれ勤め人を全うした。ふたりの漂泊の魂は、先人たちへの関心として現れた。澄雄の場合は…