天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-10-11から1日間の記事一覧

機会詩〈短歌〉ノート (3/6)

次は、自然災害として大震災に遭った場合。窪田空穂『鏡葉』に関東大震災を詠んだ一連五十余首がある。 燃え残るほのほの原を行きもどり見れども分かず甥が家あたり 窪田空穂 新聞紙腰にまとへるまはだかの女あゆめり眼に人を見ぬ 空穂は震災直後の神田猿楽…