天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-10-24から1日間の記事一覧

河童と我鬼(10/10)

おわりに 名句とされている俳句を制作年と共に次にあげよう。江戸俳諧に学び独自の境地に達したことが垣間見える。 木がらしや目刺(めざし)にのこる海のいろ 大正六年 元日や手を洗ひをる夕ごころ 大正十年 蝶(てふ)の舌ゼンマイに似る暑さかな 昭和元年 水…