天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-10-27から1日間の記事一覧

川のうた(3)

以下の一連は、作者の立ち位置がよくわかる自然詠である。 若山牧水は大正15年に北海道から東北地方に旅をした。その折に「幾山川 こえさり行かば 寂しさの はてなむ國ぞ けふも旅ゆく」という後に有名になる歌を詠んでいる。 中高にうねり流るる出水河(でみ…