天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-10-28から1日間の記事一覧

川のうた(4)

前川佐美雄の歌で、「埴(はに)のにこつち」に注釈すると、埴とは、きめの細かい黄赤色の粘土のことで「はにつち」の略。「にこ」は語素で、やわらかい、こまかいの意を表す。つまり「埴(はに)のにこつち」は、「埴」を二重に形容した言葉である。 宮 柊二は…