天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-12-09から1日間の記事一覧

霊魂のうた(3)

以下の歌々では、霊魂が肉体とは別に存在する感覚を詠んでいる。春日井建の歌と塚本邦雄の一首目は有名。 外套のままのひる寝にあらはれて父よりほかの霊と思えず 寺山修司 火祭りの輪を抜けきたる青年は霊を吐きしか死顔もてり 春日井建 魂はいづれの空に行…