天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-12-14から1日間の記事一覧

霊魂のうた(6)

村山美恵子は、居間のソファーに横たわって皿のケーキを少しずつ食べている自分を詠んでいるのであろう。富小路禎子の初めの歌は、死体を見ても動揺することなくすべてを悟ったように、その場から去ってゆく人を見た場面か。三首目は、「海山の死霊」が不可…