天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-12-15から1日間の記事一覧

霊魂のうた(7)

たましひといふおぼろなるもの包み雨季のブラウス透け やすきかな 雨宮雅子 わが魂(たま)は池の辺杉の穂経(へ)めぐりていつしか戻り 夢に入りくる 加藤克己 魂を買ひし男が革袋を提げてミモザの下にいりゆく 小畑庸子 きらめける海を南に切りてゆく舟あり一…