天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-01-13から1日間の記事一覧

夢を詠う(5)

うたたねの夢や現に通ふらむ覚めてもおなじ時雨をぞ聞く 千載集・藤原隆信 おもひねの夢に慰む恋なれば逢はねど暮のそらの待たるる 千載集・摂政家丹後 仮寝(うたたね)に果(はか)なくさめし夢をだにこの世に または見でや止みなむ 千載集・相模 春の夜の夢ば…