天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-01-21から1日間の記事一覧

夢を詠う(11)

さくら咲くその花影の水に研ぐ夢やはらかし朝(あした)の斧は 前登志夫 わがゆめの髪むすぼほれほうほうといくさのはてに風売る老婆 山中智恵子 一生吾がいだきて行かん寂しさや川暗く舟艇衛兵の夢 近藤芳美 扉押し扉を押して出口なき夢の怯えの明けの目覚め…