天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-01-27から1日間の記事一覧

夢を詠う(16)

眠りつつ髪をまさぐる指やさし夢の中でも私を抱くの 俵 万智 星をもぐ女が夢にあらわれてマンゴスチンひとつ置いて ゆきたり 俵 万智 この靴は濡らせないから花束は夢の渚に置いてゆきます 佐古良男 くらぐらと雨降る音すあかつきの夢のつづきの海(かい) 嶺(…