天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-02-08から1日間の記事一覧

山河生動 (5/13)

山枯れて言葉のごとく水動く 『麓の人』 山が枯れて水が動く、とはどういう状態か。落葉して裸になった冬山の間を流れ る小川は、深緑の頃と違って全体の様子がはっきり見える。流れの音も饒舌なくらいに聞 こえる。言葉のごとくとは、そのような様子の類似…