天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-02-11から1日間の記事一覧

 山河生動 (7/13)

他の喩法を用いた例についてもあげておく。前衛的な技法といえる。 手が見えて父が落葉の山歩く 『麓の人』 葛飾北斎の浮世絵におけるクローズアップ手法、北原白秋の短歌「大きなる手が あらはれて昼深し上から卵をつかみけるかも」を思う。初めに部分を出…