天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-02-19から1日間の記事一覧

丹頂鶴(2/2)

丹頂の飛び立つときに湿原の空から花片のやうな雪降る 山名康郎 紅梅にみぞれ雪降りてゐたりしが苑(その)のなか丹頂の鶴にも降れる 前川佐美雄 一羽また舞ひくだり来て湿原に丹頂鶴は花のごと立つ 武田弘之 冬空に首ながく延べかが鳴けるつがひの丹頂吐く息…