天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-03-02から1日間の記事一覧

道づくし(9/11)

最後に、古今の前衛歌人二人、藤原定家と塚本邦雄の道のうたを比較してみよう。ふたりとも道のバリエーションが群を抜いて多いのである。各々十首をあげる。 先ずは藤原定家の場合を『拾遺愚草』から(但し山路の歌以外)。 敷島の道しるき身にならひおきつ…