天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-03-14から1日間の記事一覧

甲斐の谺(8/13)

(5)喩法 喩法は擬人法と近い関係にある。何故なら擬人法は人にあらざるものを人に喩えて、なぞらえて表現する技法だからである。蛇笏、龍太ともに直喩「ごとし」の使用頻度が高いが、以下には他の表現もあげておく。 蛇笏の例 はつ汐にものの屑なる漁舟(…