(2)同一季語の句の響き合い(続き) 老鶏(らうけい)の蟇ぶらさげて歩くかな 蛇笏『山響集』 裏返る蟇の屍に青嶺聳(た)つ 龍太『今昔』 老いた鶏が嘴に蟇を咥えて歩いている。咥えなおそうとして地面に落した。腹を見せて裏返った蟇の屍の向うに夏の青い嶺…
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