天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-04-12から1日間の記事一覧

死を詠む(3)

命あらば逢ふよもあらむ世の中になど死ぬばかりおもふ心ぞ 詞花集・藤原惟成 ねがはくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月の頃 山家集・西行 死ぬとても心をわくるものならば君に残してなほや恋ひまし 千載集・源 通親 皆人の知り顔にして知らぬかなか…