天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-04-16から1日間の記事一覧

死を詠む(6)

一枚の筵の下にからだ延べ勝利のごとく死ぬるを見たり 香川 進 山峡ゆくだりきたりし木津川のたぎちはわれの死のときのこえ 香川 進 爽やけきひと世をねがえば地に落つる蜩のごと死なれぬものか 香川 進 天上の紺のしずけさすでにして止まれる時間に死はつな…