天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-04-20から1日間の記事一覧

死を詠む(9)

朝のひかりにひろく見えゐる机あり少年は眼鏡を置きて死にたる 遠山光栄 未明の雪ふみ去(い)にし少年よ透明に透明になりて死にけむ 遠山光栄 人の死を聞くかりそめのことながら夜半に涙のあふれてやまず 坪野哲久 人の死を待つなどもってのほかにしてもって…