天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-05-03から1日間の記事一覧

死を詠む(20)

いとこ死にまたいとこ死に真夜中の廊下廊下に歯をみがく音 渡辺松男 一のわれ死ぬとき万のわれが死に大むかしからああうろこ雲 渡辺松男 ひとの死ぬるは明るいことかもしれないと郭公が鳴く樹の天辺で 渡辺松男 さんさんと降る月光を雪ならむといえばよろこ…