天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-05-18から1日間の記事一覧

松の根っこ(8/15)

寒と雷 寒は死を、雷は生命を連想させる。 寝がへれば骨の音する夜寒かな 骨の音する夜寒、に凄みがでた。俳句を始めた昭和八年、三十三歳、『走馬燈』に入選した二句のうちのひとつ。 寒明けぬ牲(にえ)の若者焼く煙 昭和二十七年、『天狼』三月号に掲載され…