天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-05-21から1日間の記事一覧

松の根っこ(11/15)

隣人 算術の少年しのび泣けり夏 しのび泣けり夏、の語法と季語の効果、そして主人公が少年であること、が読者の胸をキュンと切なくさせる。この少年とは、長男・太郎七歳のこと。自分の長男を隣人の項に入れるのは不自然に見えるが、太郎十三歳の時、妻子を…