天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-06-01から1日間の記事一覧

湖のうた(5)

春めきし湖へ乗り出す舟のありふくよかの波を分けゆく舳先(へさき) 高安国世 湖(うみ)にわたすひとすじの橋はるけくて繊(ほそ)きしろがねの 韻(ひびき)とならん 高安国世 冴えざえと濡るる舗道の果(はて)にしてわが家はあり寒気湖 (かんきこ)の底 高安国世 …