天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-06-02から1日間の記事一覧

湖のうた(6)

さすらへる湖(うみ)ありしとふ ひる睡るきみが涙湖(るいこ)の はるけさに似て 大塚寅彦 蒼々と水を湛ふる美和の湖(うみ)まこと静かに雪の降りしく 下平武治 テラスより独りし見れば鶸(ひわ)色の光溢るる山の湖 道浦母都子 形なき水をたたへてみづうみと呼ぶ…