天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-06-08から1日間の記事一覧

犬を詠う(2/12)

雨に濡れ身をふるはする野良犬はみみずの這ふを 嗅ぎゐたりけり 岩田 正 自然との交歓は犬にまさるなし雨のあしたの土の 香を嗅ぐ 岩田 正 疵(きず)を舐めをはれる犬がしづかなる二つの耳を 天に向けたり 畑 和子 犬に踏まれ昨年花無かりしゆきのした犬失せ…