天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-06-16から1日間の記事一覧

犬を詠う(10/12)

老いに添ひ信号待てる盲導犬上ぐる眼に秋の日澄めり 青木陽子 小便のいまだ乾かぬ塀なども犬連れし人は驚かざらむ 大島史洋 時間いま遅遅と進みて見通しの草地ドーベルマンが陽を浴ぶ 高嶋健一 坂の上雲の浮べる切り通し影濃くなりて犬ひとつ行く 岡部桂一郎…