天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-06-18から1日間の記事一覧

犬を詠う(12/12)

朝戸出の我を見上ぐる白犬の静かに夏の陽の中に老ゆ 吉村明美 柴犬とダックスフントが朝の出会ひ ジーパンの女二人が会釈 こぼれて 大久間喜一郎 舌長くスープの皿をなめまわすむく犬はまだ目を描かれず 川口常孝 室内に水ありしところ亡き犬はまたあらわれ…