天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-06-21から1日間の記事一覧

富士のうた(2/5)

ふじのねの絶えぬおもひもある物をくゆるはつらき 心なりけり 大和物語・藤原実頼 ときしらぬ山は富士のねいつとてか鹿の子斑に雪の ふるらむ 新古今集・在原業平 ふじのねの煙もなほぞ立ちのぼる上なきものはおもひ なりけり 新古今集・藤原家隆 風になびく…