天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-07-06から1日間の記事一覧

仏像を詠む(1/4)

みとらしの蓮華色褪(あせ)いよいよに十一面観音唇朱し 太田絢子 観音のすずしき眼みそなはし春野をゆらに月のぼりそむ 原田 清 闇のなかに仄かにあかるみくる視野の慈母観音の春の てのひら 三枝浩樹 じゃがたらの咲きたるまひる渡岸寺(どうがんじ)のくわん…