天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-07-08から1日間の記事一覧

仏像を詠む(3/4)

西の衆は怖しといひし人ありぬ水掛不動に聞いてみなはれ 奥田清和 青黒の不動明王炎眼に我をみすゑて引き裂きたまへ 河出朋久 八百年よくぞ保てる摩崖仏撫づれば砂が掌につく 青木久佳 秋深きつゆのひびきに思はずもどうと落ちたる摩崖仏頭 馬場あき子 海に…