天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-07-09から1日間の記事一覧

仏像を詠む(4/4)

目を閉ぢてまた目をあけて阿弥陀仏の音とならざる声聞かむとす 市村善郎 梅雨明けの苑渡り来て汗しとど「見返り阿弥陀」に振り返られぬ 根本芳平 弥陀の顔を線に描ける秋の夜のどうにも笑ってしまへり弥陀が 根本芳平 知る人の如しと思ひ見上げゐて誰ともわ…