天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-07-13から1日間の記事一覧

幻想の父(3/12)

■次は父の行状に関わる歌。実の父・欽三郎は近江商人であり、酒と女で放蕩の限りを尽くしたという伝説がある。 影繪芝居ドン・キホーテの活躍を父の頭(づ)がぬきんでて邪魔する 『驟雨修辞学』 父が子の前にいて一緒に影絵芝居を見ている。 ドン・キホーテ…