■次に父の趣味、嗜好に関わる歌。 禁断の煙草に酔へば幻の琥珀色なす父のなかゆび 『驟雨修辞学』 結核を患った塚本にとって煙草は禁断であったはずが、あえて吸った時、煙草をよく吸った父の脂(やに)に染まった中指を幻想したのだ。 父はひそかに聖母の白…
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