塚本邦雄に次ぐ世代では、小池光が地名に強い興味を示した。地名に歴史的背景を暗示する要素を入れると歌枕になるが、その例を彼の作品から二首を引いておく。 フィレンツェの衰弱とともにこの地上去りし光を春といはむか 『廃駅』 チェルノブイリ「石棺」の…
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