天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-08-09から1日間の記事一覧

墓を詠む(3/8)

わた中のかかる島にも人すみて家もありけり墓もありけり 佐佐木信綱 今日よりは旅びとならずいとし子のなつ子が墓をここにし持てば 窪田空穂 一つ墓碑に並べ刻める四つの名よ愛(かな)しきその名は皆わが書きし 窪田空穂 死はやすきものとし思ふ白々と墓おほ…