天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-08-17から1日間の記事一覧

原爆の記憶(2/9)

怒りふるふ身を投げかけておもふとも 子をかばひがたし 原子雲のもとには 五島美代子 原子雲あがりし空を指して建つ三角柱のここに黒きかげ 吉野昌夫 とばされしその日の記憶いつの日までとどめ得む瓦礫と なりし天主堂 吉野昌夫 原爆の孤児のかなしき告白に…