天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-08-21から1日間の記事一覧

原爆の記憶(6/9)

裁かるるものは誰かと崩れつつ原爆ドームは烈日に立つ 田中 要 胸内を深く突き刺し抜きあへぬ棘の痛みよ原爆ドーム 宮坂和子 眸(まみ)しばし力うしなう 洞ふかき原爆ドームに鳥入るを見て 江戸 雪 写真屋が笑えと言いて笑わざる顔一つあり原爆碑の前 橋本喜…