天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-08-26から1日間の記事一覧

敗戦の記憶(2/3)

国やぶれ歌滅びなむといふこゑに我は答へきただ否とのみ 鹿児島寿蔵 国やぶれて唇紅きマグダレナ昼の巷にもの怖れなし 山田あき やぶれたる国に秋立ちこの夕の雁の鳴くこゑは身に沁みわたる 前川佐美雄 国やぶれ山河のもみぢかくのごと紅かりしやとおどろき…