天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-09-07から1日間の記事一覧

月の詩情(9/12)

□家庭生活の窺える句 埋(うづみ)火(び)に妻や花月の情にぶし 『山盧集』 大正四年の作。夫人・菊乃の教養を軽蔑するような険しい内容だが、 蛇笏の身勝手な思い込み である。なお、夫人(四男・龍太の母) は、亡くなる前日、龍太を病床に呼んで、「私には文…