天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-09-09から1日間の記事一覧

月の詩情(11/12)

夏月に古潭の窗は童らの燈 『雪峡』 昭和二十五年・北方覉旅の諷詠。北海道旭川市の神居古潭の 夏の夜の情景か。 鳴神の去る噴煙に三日の月 『雪峡』 「信濃浅間」の前書。浅間山の噴煙が三日月のかかる夜空に 起ち上る情景が鮮やか。 春の月雲洗はれしほと…