天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-10-16から1日間の記事一覧

声を詠む(6/10)

わが内なる聲はときのまも汝を呼び呼び止まぬかも人と居りつつ 五味保義 録音機のわが声低くうたいいで鋭(と)き深谷(ふかだに)のごとし 夜の部屋 伊藤一彦 迫力のなくなれる声などといふなかれひとつふたつ歯の欠けたるゆゑぞ 木俣 修 紅桃が咲くといひサン…