天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-10-17から1日間の記事一覧

声を詠む(7/10)

美しく醒めて生きよと父の声満身創痍のみどりしたたれ 辺見じゅん 静脈の枝分れ見ゆもろ人の刃なすこゑわれが受けとむ 辺見じゅん 張り上ぐるわが声われに響くとき窓に来てゐし鳩を忘れず 柴生田 稔 もろくさに少女は伏して聞こえくるひとこえ終わり声萌黄な…