天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-10-18から1日間の記事一覧

声を詠む(8/10)

わたくし あなた うめ もも さくら 声たてて言えば 胸あたたまる日本の言葉 信夫澄子 丘の上の天つ光に“重荷なら捨てよ”と言いし声のかえるも 大島史洋 ロンドンの冬告ぐる声か細くて受話器に暗き風の音湧く 羽生田俊子 ひとはなぜ亡きひとのこゑを憶えゐる…