天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-10-19から1日間の記事一覧

声を詠む(9/10)

悲しみの部屋を思へばことばなし かあさーん かんごふさーん と叫ぶ夜の声 川涯利雄 水紋のやうにひろがるその声はわがししむらに入りて息づく 外塚 喬 こゑといふかそけき風を身に入れてあはきなごりを幾日たもたむ 水沢遥子 柴舟の歌碑を説きゐるわが声を…