天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-10-22から1日間の記事一覧

病を詠む(2/12)

冬の日のふかき曇のしづけさよ母の病のひまあるごとし 岡 麓 しづかなる病の床にいつはらぬ我なるものを神と知るかな 山川登美子 病ひ深く身に沁みぬらしみちたぎち流るる水を見れば痛しも 古泉千樫 妻は母に母は父に言ふわが病襖へだててその声をきく 明石…