天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-10-25から1日間の記事一覧

病を詠む(5/12)

手にあまる抜髪かなし四日経て見しらぬ尼が鏡にありぬ 畑 和子 蛍(ほうたる)よどうすればいい 病む汝を取り戻すべくわれは点らむ 池田はるみ 雨脚の去りたれば地の匂ひ湧く病むもの置きて帰るうつしみ 佐藤通雅 掃き寄せて掃き寄せて椋の葉よ昨日まで知らな…