天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-10-31から1日間の記事一覧

病を詠む(11/12)

君病みがちにうら若くして女神のごと集団ありき何にみな過ぐ 近藤芳美 虹にかけし手が堕ちてゆく夢覚めてまた病むと知るこの朝の冷え 杉山敏代 千羽鶴はなばなしくも吊るされて祭りのごとくわれは病まむか 久保田幸枝 湯たんぽに病む身ほのぼの温もればまた…