天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2018-11-23から1日間の記事一覧

匂い・匂うの歌(6/8)

木の花の散るに梢を見あげたりその花のにほひかすかにするも 木下利玄 峡ふかき宿駅(まや)に兵とまり馬にほひ革の匂ひの満ちにけるかも 中村憲吉 利鎌(とがま)もて刈らるともよし君が背の小草(をぐさ)のかずに せめてにほはむ 山川登美子 川芎(せんきゆう)の…